あらゆる病気にいえることですが、ストレスは不妊にとっても大敵です。

特にホルモンバランスが重要な女性の体では、ストレスによって排卵にも影響を与えてしまいますし、また男性側のストレスも精子数の減少などを招く危険性があると指摘されています。


■女性側のストレス

女性が強いストレスにさらされていると、ホルモンバランスが崩れて、生殖機能の低下を招いてしまいます。

特に近年は女性の社会進出が進み、つねにストレスを受けている状態になったことも、不妊に悩む女性の増加に関係あるのではないか、といわれます。

また女性は、戦闘態勢にあると妊娠しにくいという説があります。

仕事モードが続いたり、敵の多い環境でストレスフルになってしまったりすると、体が妊娠しにくくなるそうです。


できるかぎりストレスを発散できる場所を見つけるようにしましょう。


■男性側のストレス

子どもは2人で作るものですから、当然、男性側のストレスも無視できません。

男性の生殖器官は特にストレスに敏感といわれ、勃起不全や射精障害のほか、精子数が減ったり、精子の動きが悪くなったりする可能性もあります。

夫婦ともに、心の健康は妊娠成立に大切なものといえるでしょう。


■不妊ストレスにも要注意!

長引く不妊治療の中、ますますストレスフルになってしまう女性は多いものです。

先の見えない治療に絶望し、「どうして私だけ」と思ってしまうこともあるでしょう。

しかも検査や治療によっては身体的にもつらく、そればかりか経済的にも負担が大きいのが不妊治療です。

周りからの心ない言葉にも傷ついてしまいます。

そんな「不妊ストレス」は、体のバランスを崩すことにつながります。

できるだけ他にも楽しめることを見つけるなど、心をラクにできるものをもてると理想的ですね。

よく「妊娠をあきらめた時に子どもができた」という話を聞きますが、これも治療のストレスから解放されたことが大きいのかもしれません。


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