乱視はメガネやコンタクトでも矯正できますが、就寝時に装用する特殊なコンタクトレンズで、眠りながら矯正する「オルソケラトロジー」という方法も注目を集めています。

それをさらに改良した「オサート」では、かなり強度の乱視でも矯正することが可能です。


■眠りながら角膜を正常な形状に

普通のコンタクトレンズは昼間に使って夜はずしますが、オルソケラトロジーやオサートは、夜に使って昼間はずします。

1人ひとりに合わせたハードレンズを、酸素透過性の非常に高い素材で作り、就寝中に圧をかけることで角膜を正常な形状に「クセづけ」するというものです。

いわば瞳のコルセットといえるでしょう。

最初はクセがつくまで、数日~1週間程度かかることもありますが、そのうち形状記憶のようにクセがつきやすくなっていきます。

手術をせずに、昼間を裸眼で過ごせることで非常に人気を呼んでいる方法です。

効果の持続期間は、角膜の戻りや、どれくらい使用しているかによっても異なりますが、週に2~3回の使用で十分持続する人も多くいます。


■オサートなら強度の乱視も矯正可

オルソケラトロジーでは、基本的に0.1以下の近視や、-2D以上の乱視には対応できませんでしたが、この壁を越えたのがオサートです。

段階的にレンズのデザインを変えていくことで、より精度の高い矯正が可能になり、強度の近視や乱視のほか、老眼にも対応可能となっています。

また不正乱視にも効果があるようですので、手術をせずに裸眼で過ごしたい人は検討してみると良いかもしれません。

ただしオルソケラトロジーもオサートも、レーシックと同様、健康保険がきかないため治療費はやや高額になってしまいます。

オルソケラトロジーで約24万円、オサートでは約38万円ほどになるようです。

しかし今後メガネや通常のコンタクトを使わずに済み、肩こりや頭痛からも解放されるとしたら、おこなう価値は十分あるかもしれません。