物が二重に見えたり、かすんで見えたりする乱視。

メガネやコンタクトで矯正する人が多いですが、根本的な治療というと、レーシック手術が挙げられるでしょう。

おおよその乱視ならレーシックで治療することが可能です。


■まずは乱視の種類を調べよう

レーシックといえば、従来は近視を矯正するものというイメージでしたが、現在では遠視や乱視はもちろん、老眼も矯正できる技術が登場しています。

まずは自分の乱視度数や、乱視の種類を把握することからスタートします。

乱視には大きく分けて「正乱視」と「不正乱視」の2つがあります。

多くは正乱視のほうで、眼科の検査でよく見せられる放射線状の線のうち縦線が見えやすい「縦乱視」と、横線が見えやすい「倒乱視」に分かれます。

不正乱視では、焦点をどこにも合わせることができず、全体的にゆがんで見えたり、ぼやけたりします。

少し前まで、不正乱視はハードコンタクトレンズでないと治せないものでしたが、現在では正乱視と同様、レーシックでも治療することが可能となっています。


■乱視のレーシック治療

もともと近視も遠視も乱視も、そのほとんどが「屈折異常」から来るものです。

ピントのずれている場所がどこかによって症状が異なるだけですので、通常のレーシックでも、乱視度数-6Dくらいまでは対応可能となっています。

つまり普通のメガネやコンタクトで矯正できる程度であれば、レーシックも可能といえるでしょう。

あまり強度の場合は、軽い乱視が残ってしまうことがありますので、適応検査の際に医師から説明を受けましょう。

また不正乱視の場合、角膜の表面が凸凹していますので、通常のレーシックでは対応できないことが多いようです。

新しく登場した「ウェーブフロントレーシック」なら、角膜の詳細データに沿って精度の高い矯正ができ、不正乱視に最適といわれています。