痔の代表的な症状の1つが出血です。

おもに排便時にみられ、場合によっては便器が赤く染まるほど大量にみられることもあります。

ただし出血や血便は、大腸がんの初期症状でもあります。

痔に慣れてしまうと、大腸がんのサインを見逃してしまう可能性もあるため、それぞれの出血の特徴を知っておきましょう。


■痔の出血ってどんなもの?

痔の出血では、ほとんどが真っ赤な鮮血になります。

肛門の近くから出ているため、色あざやかなのが特徴です。

またポタポタと滴り落ちるような、液状であることがほとんどです。

大腸がんの出血は、黒っぽく粘り気のある血が多くみられます。

特に便の表面に付着していることが多いですので、もしそのような血を見た場合は、念のため受診して検査を受けましょう。

いぼ痔と切れ痔の出血の違いとしては、痛みの有無があります。

いぼ痔では痛みがないにもかかわらず、大量に出血して驚くことも珍しくありません。

一方、切れ痔では痛いけれど、血はそれほど出ないのが特徴です。

痛覚がある部分だけに鋭い痛みを感じるのですが、内痔核と異なり毛細血管の集まった「静脈叢(そう)」が少ないため、出血量は少なく済みます。

排便時、ティッシュにつく程度で済むことがほとんどです。


■止まらない出血には注意!

いぼ痔の場合、出血は排便が終われば治まることがほとんどですが、症状によっては排便時以外でも血が止まらないこともあります。

あまりひどいと貧血につながりますので、なるべく早く受診しましょう。

自分で止血する方法としては、まずガーゼを肛門に当て、うつ伏せになってお尻を高くします。

心臓よりもお尻を高くすると血は止まりやすくなりますので、落ち着いてから病院にかかりましょう。


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