一般的に「視力が悪い」というと、遠くが見えにくい近視を指しますが、その原因ははっきり特定されておらず、
さまざまな説があります。

特に「遺伝説」と「環境説」が有力ですが、実際にはどちらの要因も絡み合って発生するのではないか、と考えられています。


■遺伝説と環境説

近視に遺伝が関係しているといわれる理由としては、一卵性双生児の目の屈折度が、お互いに似通っていることがまず挙げられます。

また、アメリカの小学生を対象とした研究で、両親ともに近視の子どもは、それ以外の子どもと比べると近視になる確率が明らかに高いことが判明しています。

最近の遺伝子研究でも、近視に関わる遺伝子がいくつか特定されています。

近視が遺伝する確率は、約90パーセントともいわれるほどです。

しかし、すべての近視を遺伝説だけで説明することは難しく、実際ネパールでおこなわれた研究では、地方に住む子と都会に住む子では近くを見る機会の多い都会の子のほうが近視率が高いことが分かっています。

やはり勉強や読書、ゲームやパソコンといった環境的要因も大きいと考えられています。

特に、水晶体が厚くなっていることで遠くが見えにくくなる「屈折性近視」は遺伝より環境的なものが大きいとされています。

一般的に遺伝からくる近視は、眼軸の長さが伸びている「軸性近視」になります。


■その他の説

近視の原因として、他に挙げられているものに「栄養説」があります。

2002年に発表されたもので、幼いころにパンなどの炭水化物をとりすぎると、慢性の「高インスリン血症」となり、近視につながるのではないかとされています。

また「照明説」もあります。

赤ちゃんのころに、夜も照明を消さずに寝かせると、近視になりやすいとの研究結果が報告されています。

他にも、子どものころの睡眠時間に関係があるとする「睡眠不足説」や、栄養状態が良くなったことで体格が向上し、眼球も大きくなったことが原因とする「体格向上説」などがあります。


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