乾癬は、初期段階や軽症の場合には、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患と区別がつきにくいため、まずは皮膚科医による診断を受けることが第一です。


医師による視診のほか、必要に応じて病理検査がおこなわれます。


「他の皮膚炎と診断を受けたが、何をしても治らない…」という場合は、セカンドオピニオンとして、他の皮膚科にかかってみることも1つの選択です。



■検査の方法


皮膚科では、まずは医師による問診や視診、触診から始まります。


典型的な乾癬の症状であれば、経験の豊富な皮膚科医ならすぐに正確な診断を下すことができますが、中にはまぎらわしいケースもあるため、その場合には病理検査がおこなわれます。


局所麻酔をした後で、患部の皮膚をごく小さく切り取り、顕微鏡で調べます。


乾癬には、皮膚の角化や、小さな膿疱などのいくつかの特徴があるため、この検査でほぼ確定することが可能です。


傷口を2針ほど縫って終了します。


その後、治療が開始されると、症状の経過をみるために定期的に通院し、炎症などを調べるために血液検査を受けることもあります。 



■その他の検査


医師が触診の際に、乾癬の診断をつけるための手がかりとしては、以下のようなものがあります。


・アウスピッツ現象


乾癬では、うろこ状の角質をはがすと、点状の出血がみられます。


これがあるかないかを調べることで、乾癬の診断の一助になります。


・ケブネル現象


発疹のない部分の皮膚に刺激を与えると、新たな発疹が出現する現象です。


これも乾癬の大きな特徴であり、診断の目安となります。


頭皮やヒジ、ヒザといった部分に乾癬が現れやすいのは、外界からの刺激を受けやすいためと考えられます。


・蝋片(ろうへん)現象


発疹の上にある、うろこ状の角質をこすると、蝋のようにはがれる現象です。


皮膚の新陳代謝が異常に早まっているために起こります。