近くのものは見えるけれど、遠くがぼやけてしまう近視。

「目が悪い」という場合、その多くが近視症状といえるでしょう。

治療法としては、メガネやコンタクトレンズなどが長らく主流でしたが、現在ではレーシックや、角膜矯正用の新しいコンタクトレンズも登場しています。


■レーシック手術であこがれの裸眼生活

手術で視力を大幅に回復できるレーシックは、芸能人やスポーツ選手からも大変人気を集めている治療法です。

近視の人は、角膜や水晶体の曲率が強くなっているために焦点が短くなっており、遠方を見る時に焦点が合わなくなっています。

レーシックは、エキシマレーザーを照射することで角膜の曲率を変え、視力を矯正する方法です。

もともとの度数にもよりますが、ほとんどの人で1.0以上、人によっては1.5くらいまで視力を回復することが可能です。

ただし矯正しすぎると「過矯正」といって、頭痛が起こったり、逆に遠視になってしまったりすることがありますので、無理のない範囲で矯正することが大切です。

きちんとした技術をもち、衛生に気をつけているクリニックで受ければ安全性も十分確立されています。

手術前には、レーシックができるかどうかをしっかり確認するための適応検査がおこなわれます。

メガネやコンタクトをつける手間もなくなり、裸眼で過ごせることは近視の人にとって夢のような状況といえるでしょう。

ドライアイでコンタクトが使えない人、スポーツでメガネができない人などには特にありがたい治療法です。


■オルソケラトロジーとオサートとは?

従来のコンタクトレンズといえば、日中に装用して視力を矯正するものでしたが、最近では角膜自体を物理的に矯正する特殊なコンタクトも登場しています。

たとえばオルソケラトロジーでは、夜コンタクトをつけたまま眠ると、レンズの圧によって角膜が矯正され、朝起きてからもその効果が続くのです。

日中を裸眼で過ごすことができますので、レーシックに抵抗のある人や、角膜が薄くレーシックが受けられない人からも人気を集めています。

さらにオサートと呼ばれる方法では、オルソケラトロジーでは対応できなかった0.1以下の強度の近視や乱視も矯正が可能です。

酸素を透過する特殊な素材で作られていますので、ドライアイなどの心配もありません。

アメリカではパイロットの近視治療として正式に認められているほど安全性や効果は高いようです。


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