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タグ:乾癬

乾癬に効果がある栄養素として、ビオチン(ビタミンH)があります。

腸内にいる細菌などによって作られ、通常は欠乏することはほとんどありませんが、何らかの原因で足りなくなると免疫機能に異常が生じ、皮膚や骨が正常に作られなくなる可能性があります。

乾癬患者さんの血液を調べると、このビオチンの濃度が低いことが多く、外から摂取することで効果があると考えられています。


■ビオチン療法とは?

ビオチンが不足すると、皮膚や骨を作るために欠かせないコラーゲンや、皮膚のバリア機能にかかわるセラミドなどがうまく作られなくなってしまいます。

血液検査においてビオチン欠乏のみられる患者さんは、積極的に摂取することで症状の進行を抑えられる可能性があります。

ビオチンはビタミンの一種ですので、普通にサプリメントとしても売られています。

薬局やネットなどで手に入れて、治療の補助に役立てましょう。

サプリよりも効率的に体内に吸収するなら、食材からもぜひ摂取を。

ビオチンは牛・鶏・豚のレバーや、魚介類、豆類、卵黄などに多く含まれます。

またビオチンの散剤(粉薬)もありますし、注射をおこなっている病院もあります。

料金も安価ですので、一度相談してみましょう。


■ビオチン療法の注意点

ビオチンは腸内でつねに生成されるビタミンのため、副作用のない点がメリットです。

過剰摂取による健康被害も、今のところ報告されていないようですが、動物実験では胎児に集中してしまい、催奇性につながったと報告されているため妊娠中などは適度な摂取が必要かもしれません。

またビオチン療法は即効性があるものではなく、ある程度長い期間続けることが基本ですので、長期的な摂取を心がけたいところです。

ちなみにビオチンは、過度の飲酒や喫煙によって壊されやすいことが分かっています。

健康のためにも、ぜひ気をつけましょう。

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あらゆる皮膚疾患に、温泉が良いことはよく知られています。

尋常性乾癬にも一定の効果が認められていますので、ぜひ活用したいものです。

ただし1~2回温泉に浸かっただけでは、ほとんど改善が期待できませんのでできれば湯治施設のある温泉で、1週間以上ゆっくりと過ごすことが望ましいとされています。

近くに温泉のある人は、ぜひ定期的に通うようにしましょう。


■乾癬にいい温泉とは?

温泉にもさまざまな種類がありますが、尋常性乾癬に良いとされる泉質としては、毛細血管を拡張し、血流を良くする「硫黄泉」が挙げられます。

北海道の登別温泉や、群馬の草津温泉がよく知られています。

また皮膚をなめらかにし、清浄にする効果のあるとされる「重曹泉」も人気です。

「ナトリウム炭酸水素塩泉」ともいわれ、群馬の伊香保温泉が代表的です。

その他、皮膚の角質を引き締める「ミョウバン泉」も乾癬に良いとされます。

山形県の蔵王温泉などがミョウバン泉です。

また殺菌効果のある「ナトリウム塩化泉」も乾癬治療において人気です。

北海道の豊富温泉が有名で、全国から湯治客が訪れています。


■入浴による効果とは?

泉質にかかわらず、温泉に浸かることは乾癬の改善につながります。

その理由としては、以下のようなものが挙げられます。
 

・血行が良くなる

乾癬は血流の悪化も一因となっていることがあります。

温泉によって血のめぐりを良くすることで、症状の改善が期待されます。


・自律神経の正常化

自律神経の乱れも、乾癬の原因としてよく指摘されているものです。

38度前後の温泉にゆったり浸かることで、自律神経を正常にもどす効果があります。


■入浴の仕方

乾癬治療を目的として入浴するなら、ぜひ複数回はお湯に浸かりましょう。

1回あたりの入浴時間は約15分にし、小分けに何度も入るのが効果的です。

お湯の温度としては、40度くらいある温泉が多いのですが乾癬治療には38度ほどが理想的といわれています。

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現在、乾癬治療に広く用いられている内服薬に「ネオーラル」があります。

シクロスポリンを主成分とした、免疫抑制薬の1種です。


もともと臓器移植などで拒絶反応を抑えるために使われていましたが、やがてアトピー性皮膚炎や乾癬の治療薬としても認可されるようになりました。



■ネオーラルの作用

ネオーラルは白血球にはたらき、炎症を引き起こす物質の産生を抑えて免疫機能を調節する効果があります。


移植された臓器に体が拒絶反応をしめすことを「免疫反応」といいますが、ネオーラルはその免疫機能を抑制するために使われていました。


乾癬やアトピー性皮膚炎においても、何らかの刺激が加わることで体が過剰反応し、炎症にかかわるサイトカインが放出されることからネオーラルの効果が認められ、治療に用いられるようになりました。


おもに全身性の重篤な乾癬患者さんや、かゆみの強い人、他の薬で副作用が起きた人などに処方されています。


症状に合わせて、1日1~2回服用するのが一般的です。

即効性があることと、塗り薬と比べて手軽なのがメリットです。


頭皮や背中など、塗り薬を使いにくい部位の症状にも最適といえるでしょう。



■ネオーラルの副作用

副作用としては、おもに血圧の上昇や腎臓の障害などが代表的です。

特に腎臓が悪くなる副作用が有名ですが、乾癬治療においてはわずかな量でも十分な効果が得られることが多いため、比較的安全に使えるとされています。


しかし体の変化がないかをみるためにも、定期的に血液検査を受けることが望ましいでしょう。


ただしネオーラルは薬価が高く、継続的に使用するにはややお金がかかるというデメリットがあります。

少しでも費用を抑えるために、ジェネリック医薬品を使う患者さんもいるようです。

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乾癬治療では、外用薬・内用薬・光線療法の3つが基本となっています。

それぞれに効果と副作用があるため、上手に組み合わせておこなうことが大切です。


組み合わせる方法としては、複数の治療法を同時におこなう「コンビネーション療法」と、期間ごとに切り替えていく「ローテーション療法」の2つに大別されます。



■コンビネーション療法

2つ以上の治療法を同時におこなうことで、単独よりも効果が期待できます。

また、薬の使用量や光線の照射量を少なくすることができますので、副作用を抑えられるメリットもあります。


たとえば2つ以上の外用薬をいっしょに使う、外用薬と内服薬を組み合わせる、薬と光線療法を組み合わせる、などが考えられます。



■ローテーション療法

乾癬治療に用いる薬や光線療法は、効果が強ければ強いほど副作用も強くあらわれるのが一般的です。


そこで一定期間ごとに治療法を切り替えながらおこなうのがローテーション療法になります。


たとえば光線治療の「PUVA療法」をおこなった後、レチノイドを服用し、次にシクロスポリンを服用するといった
治療の流れが考えられます。


PUVA療法とシクロスポリンの副作用は似ているため、連続して使わないよう順番が考慮されています。


またローテーション療法の一環に、「シークエンシャル療法」というものがあります。


これは効果の強いものを治療の初期に集中的に用いて、症状が改善されるごとに徐々に副作用の少ないものへ移行していく方法です。


たとえば外用薬の場合、ステロイドは初期に導入し、やがてビタミンD3へと少しずつ切り替える、という方法がよくみられます。


最終的にはビタミンD3のみにして、症状が強い時だけステロイドを使うのが目標です。


シークエンシャル療法のメリットは、症状に合わせて治療法を変えることで長期間にわたって症状の軽い状態を
維持できることにあります。


医師と相談の上、患者さんにとってつらくない治療法の組み合わせを選択しましょう。

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乾癬は、初期段階や軽症の場合には、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患と区別がつきにくいため、まずは皮膚科医による診断を受けることが第一です。


医師による視診のほか、必要に応じて病理検査がおこなわれます。


「他の皮膚炎と診断を受けたが、何をしても治らない…」という場合は、セカンドオピニオンとして、他の皮膚科にかかってみることも1つの選択です。



■検査の方法


皮膚科では、まずは医師による問診や視診、触診から始まります。


典型的な乾癬の症状であれば、経験の豊富な皮膚科医ならすぐに正確な診断を下すことができますが、中にはまぎらわしいケースもあるため、その場合には病理検査がおこなわれます。


局所麻酔をした後で、患部の皮膚をごく小さく切り取り、顕微鏡で調べます。


乾癬には、皮膚の角化や、小さな膿疱などのいくつかの特徴があるため、この検査でほぼ確定することが可能です。


傷口を2針ほど縫って終了します。


その後、治療が開始されると、症状の経過をみるために定期的に通院し、炎症などを調べるために血液検査を受けることもあります。 



■その他の検査


医師が触診の際に、乾癬の診断をつけるための手がかりとしては、以下のようなものがあります。


・アウスピッツ現象


乾癬では、うろこ状の角質をはがすと、点状の出血がみられます。


これがあるかないかを調べることで、乾癬の診断の一助になります。


・ケブネル現象


発疹のない部分の皮膚に刺激を与えると、新たな発疹が出現する現象です。


これも乾癬の大きな特徴であり、診断の目安となります。


頭皮やヒジ、ヒザといった部分に乾癬が現れやすいのは、外界からの刺激を受けやすいためと考えられます。


・蝋片(ろうへん)現象


発疹の上にある、うろこ状の角質をこすると、蝋のようにはがれる現象です。


皮膚の新陳代謝が異常に早まっているために起こります。

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乾癬では、全身のいたるところで皮膚が赤くなって盛り上がった状態となり、その表面にかさぶたのように白い角質が付着するのが、典型的な症状です。


進行すると、発疹の数が増え、他の発疹とくっついて大きくなっていきます。


どのように乾癬が起こるのかを見ていきましょう。



■乾癬が起こるメカニズム


乾癬の患部では、皮膚の新陳代謝のサイクルが非常に短くなっています。


通常は、約45日のサイクルでターンオーバーをくり返しますが、乾癬の患者さんでは、4~5日と、約10分の1にまで短くなっており、角化細胞が激しく入れ替わることで、かさぶたのようにたまっていくのです。


さらに、血中の白血球や、TNF-αという炎症を引き起こす物質が増え、皮膚が赤くなったり、かゆみをともなったりします。



■遺伝的要素が大きい


もともと乾癬は白色人種に多く、遺伝子の解析でも、いくつかの原因遺伝子が特定されています。


現在では、乾癬は関節リウマチと同じく、TNF-αを産生する「Th17細胞」による慢性疾患の1つと捉えられつつあります。


そのため、治療でも抗TNF-α抗体である、インフリキシマブやアダリムマブが治療薬として認可され、2010年より日本でも乾癬治療の一環として、注射や点滴で投与されるようになりました。


遺伝的要素のほかにも、日々のストレスといった外的な要因のほか、肥満や糖尿病、高脂質症などの生活習慣病も引き金の1つと考えられており、生活を改善することも欠かせないとされています。


紫外線不足も一因とされ、光線療法と同じく、日光浴が推奨されています。

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乾癬の中でも、皮膚が赤くなって膿疱(膿がたまったもの)が
複数出てくるタイプを「膿疱性乾癬」といい、
尋常性乾癬と区別しています。

中でも全身に現れる「汎発性膿疱性乾癬」は、
特定疾患の1つに認定されています。

膿疱は白血球が集まってできたもので、
細菌によるものではありませんが、
全身に出現すると症状が重くなりやすいため注意が必要です。


■汎発性膿疱性乾癬の症状

全身に、灼熱感をともなう紅斑が出ることから始まります。
この時はたいてい、寒気とともに高熱が出ることが一般的です。

引き続き、紅斑の上に膿疱がたくさんできてきます。
患者さんによっては、結膜炎などの目の炎症も合併することがあります。

膿疱が多発すると皮膚のバリア機能が弱まり、
体内の水分バランスが乱れるほか、
高熱によって体力を消耗しやすくなります。

この状態が長期間続くと、やがて心臓や腎臓にも負担がかかって、
高齢者では命の危険に及ぶこともあります。

原因は尋常性乾癬と同様、はっきり分かっていません。

ただし何らかの感染症をきっかけに、サイトカインという炎症に関わる物質が
分泌されて高熱や膿疱につながるのではないかと考えられています。

このような反応の起きやすい遺伝がある可能性もあります。

ただし適切な治療を受ければ紅斑は少しずつ消え、
膿疱も破れて治まっていきますので、きちんと受診することが大切です。

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現在では汎発性膿疱性乾癬の治療ガイドラインがあり、
患者さんの症状に合わせた治療法が確立されています。

ほとんどが入院治療となり、安静にして
解熱剤で熱を下げながら、
点滴によって体内の水分バランスを保ちます。

また皮膚のバリア機能を回復するため、軟膏を使用します。

内服薬としては、エトレチナート(商品名チガソン)という
ビタミンA誘導体が広く用いられています。

ほとんどの患者さんがこの薬で症状が良くなるといわれます。

さらに症状に応じて、メトトレキサートや
シクロスポリンといった免疫抑制剤や、
紫外線療法が選択されることもあります。

これらでも改善が十分でなければ、
ステロイド剤が使用されます。

治療後は正常な皮膚に戻る場合と、
膿疱が繰り返し出現する場合、
もしくはそのまま尋常性乾癬へと変化する場合などさまざまです。

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