豆乳は、バストアップに効果的といわれています。
これは、大豆製品に含まれる「大豆イソフラボン」という成分が、丸みをおびた女性らしい体つきをうながす作用をもつためです。
■大豆イソフラボンは女性ホルモンと同じはたらき?
大豆イソフラボンは、「植物性のエストロゲン」ともいわれるほど、女性ホルモンによく似たはたらきをもつことでられています。
エストロゲンは卵胞ホルモンとも呼ばれ、排卵に向けて分泌量が増えます。
丸みのある体型や美肌、美髪などに効果があるとされています。
つまり排卵に向け、女性を魅力的にしてくれるのです。
しかし40歳を過ぎるころから徐々に減少し、閉経するころにはエストロゲンが卵胞ではないところから作られるようになるため、更年期障害につながります。
更年期障害の緩和として、エストロゲンを投与する「ホルモン補充療法」がおこなわれています。
このホルモンと大豆イソフラボンは化学構造が似ており、作用も似ていますので、バストアップや美容に良いとして注目を集めています。
■妊娠中の過剰摂取は控えて
大豆イソフラボンの1日における摂取量の目安は40~50mg、上限は70~75mgとされています。
豆乳なら1日400mlまでを目安にしましょう。
豆乳や納豆、豆腐などを多少多めに摂取しても、体外へ排出されますので基本的に問題ありませんが、特にサプリメントで摂取する場合は、妊婦さんや乳幼児では副作用が考えられるため、適量を守ることが推奨されています。
大豆イソフラボンの副作用としては、主に乳がんや子宮筋腫、子宮内膜症などのリスクを高めることが知られています。
たとえば乳がんや子宮筋腫は、エストロゲンと深いかかわりがあることが分かっており、エストロゲンに体が長くさらされていればいるほど、発症する確率が上がるといわれます。
まだまだ研究途中ではありますが、安全のためにも適量を守るようにしましょう。
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