産後ダイエットのためには、何といっても授乳が第一です。
授乳するだけでも、体はかなりのエネルギーを消費します。
人によっては、面白いようにみるみる体重が落ちていくでしょう。
■半年間は完全母乳を目標に!
産後すぐに仕事にもどらなくてはいけないお母さんや、病気などで授乳が難しいお母さんはやむを得ないのですが、そうでない場合はぜひとも完全母乳を目標としましょう。
母乳は飲んでいる量が見えないため、赤ちゃんがちょっと泣いただけで「足りていないのでは?」と不安になるお母さんも多いのですが、そんな時はレンタルで赤ちゃん用の体重計を借りるのがおすすめです。
体重をチェックして、順調に増えているなら安心できます。
できれば産後6ヶ月はミルクを与えず、完母で育てたいところ。
産後ダイエットがもっとも効果的といわれるのが半年までの間ですし、赤ちゃんにとっても離乳食が始まるまで母乳だけで育つことは最高なのです。
■ムリな食事制限はNG!
「母乳をあげていれば痩せるって聞いたのに…」と、なかなか減らない体重にあせって、ついつい食事を制限してしまう人はいないでしょうか?
でも、それは危険です。
なぜなら、授乳中の体は母乳を作るために優先的に栄養を使うため、入ってくる栄養が足りなくなれば、その分お母さんの体に負担がかかるからです。
たとえば抜け毛が増えたり、歯がもろくなったり、肌が荒れたり…
もちろん内臓に不調をきたすおそれもあります。
たしかに母乳だけで何キロまで落とせるかは、個人差があるものです。
しかし授乳中は食事を減らすよりも、その内容を見直しましょう。
いくら通常時より摂取カロリーが多くてOKといっても、好きなものを好きなだけ食べていては、人によっては体重増加につながります。
特に、もともと甘いものや脂っこいものが好きな人は、母乳の質を良くするためにも少し控えめにしましょう。
母乳をおいしくする食事は、昔ながらの和食といわれます。
生魚は、母乳を生臭くするため避けたほうがいいのですが、大豆製品や野菜、海藻、白米など、和食には母乳に良いものがいっぱいです。
こういった食事なら、満腹になるまで食べても太ることはあまりないでしょう。
赤ちゃんのためにおいしい母乳を出すことが、そのままお母さんのダイエットにつながることには、偉大な自然の知恵を感じます。
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