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タグ:緑内障の治療

緑内障の治療に使う目薬には、副作用が比較的多いことで知られています。

しかも効果によっては2~3種類を併用するため、不安も大きいでしょう。

しかし多くの場合、重篤な副作用でない限りは効果のほうを重視し、ある程度我慢して使い続ける必要があります。


■緑内障点眼薬の副作用

おもな緑内障点眼薬における副作用は、以下のとおりです。

気になる症状があれば主治医に相談しましょう。

1.プロスタグランジン関連薬

緑内障治療の第一選択薬です。

中でも「キサラタン」(ラタノプロスト)や「トラバタンズ」(トラボプロスト)は1日につき1回の点眼で済むことから、人気が高くなっています。

眼圧を下げる効果が高く、全身副作用が少ないのがメリットです。

しかし局所的な副作用があり、特にまぶたの色素沈着は代表的で、女性の患者さんにとっては悩みのタネとなっています。

その他、まつ毛が濃くなる副作用もあります。

この作用を利用して、美容目的のまつ毛の増毛剤が作られているほどです。

まぶたの色素沈着は、目薬の使用を中止すれば約2ヶ月で戻るとされています。

また目薬をさした直後に、顔を洗うことでもかなり防ぐことができるでしょう。 

その他、特に「トラバタンズ」では目の充血が起きやすい副作用もあります。

点眼後6時間ほどたってから充血が始まるため、夕方の点眼が理想的です。

2.交感神経遮断薬の副作用

β遮断薬などの目薬には、重篤な副作用も報告されています。

代表的なのがぜんそく発作で、ぜんそく持ちの患者さんが使用すると目薬の成分が全身に吸収され、発作が起こることがあります。

ひどい場合では呼吸困難になり、死に至る可能性もあるため、患者さんの持病をよく確認してから処方されます。

しかしぜんそくと目薬の関連性を気にする人は少ないのも事実ですので、患者さん本人も十分気をつける必要があるでしょう。

3.炭酸脱水酵素阻害剤の副作用

「エイゾプト」や「トルソプト」などの炭素脱水酵素阻害剤の副作用としては、点眼後に少し頭がぼーっとした状態になることと、目にしみる、かすみやすいなどの症状があります。

全身副作用は少なく、「使い心地」に難点があるといえるでしょう。


その他、いずれの薬にも「角膜障害」という副作用が起き得ます。

特に高齢者に多く、重症化した場合には目薬の使用を中断することもあります。

副作用のチェックのためにも、定期的な通院が大切です。


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緑内障の患者さんの中には、使おうとした薬の説明書きに「緑内障の方は医師にご相談ください」という文章があるのを見たことがある人もいるでしょう。

実際、緑内障には禁忌とされている薬が複数存在します。

その多くが「抗コリン薬」と呼ばれるもので、緑内障を悪化させる眼圧の上昇をきたす可能性のある薬になります。


■緑内障の代表的な禁忌薬

緑内障の治療では、眼圧を下げることが第一となります。

そのため、眼圧を上げるおそれのある抗コリン薬などは禁忌とされているのです。

緑内障患者さんに使用を控えられている薬としては、以下のようなものがあります。


・抗不安薬

デパスやセルシンなど。

有名な睡眠薬であるハルシオンも該当します。

これらは弱い抗コリン薬に分類されています。


・抗うつ薬

トリプタノールやサインバルタなどの抗うつ薬も、眼圧を上げる可能性があることから、緑内障患者さんには慎重投与がおこなわれます。


・中枢神経にはたらく薬

抗てんかん薬のリボトリールや、ドバゾール、バーキンなどの抗パーキンソン薬も抗コリン作用があるため注意が必要です。


・抗不正脈薬・硝酸薬

リスモダンやニトロベンなどの、不整脈や狭心症を治療する薬も緑内障患者さんには使用を控えることがあります。

その他、花粉症や風邪の薬、咳止め、消化器系の薬にも禁忌とされているものがいくつかありますので、緑内障をわずらっている方はどんな薬であれ独断で使用せず、医師に相談することが大切です。


■抗コリン薬を使える緑内障もある

ただし、すべての緑内障が薬によって眼圧上昇するわけではありません。

緑内障の中でも「狭隅角緑内障」や「閉塞隅角緑内障」の患者さんが気をつけるべきとされています。

主に60歳以上の世代や、女性、遠視の人に多いタイプです。

これらは、目の中の房水を排出するための出口である「隅角」が狭くなっていることで眼圧が上がりやすくなっています。

抗コリン薬などを使用すると、さらに隅角が狭くなってしまうため、眼圧が急激に上がることがあるのです。

実際は、これらのタイプの緑内障は、全体の約12パーセントですので、その他の緑内障であれば、抗コリン薬を使用しても問題はありません。

緑内障というだけで、さまざまな薬を我慢している患者さんもいるかもしれませんが、実際はどんなタイプの緑内障かによっても異なるため、医師にしっかり確認しましょう。


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